筋肉より関節の柔軟性や滑らかさが重要!!
関節の柔軟性とは?
関節の柔軟性とは、一言でいうと『 関節の滑(なめ)らかさ 』のことである。
当院では、これを関節の「 潤滑不全 」と表現するが、読んで字のごとく、関節に潤(うるお)いと滑(なめ)らかさが無くなった状態のことで、関節が滑らかさを失ったことにより体のバランスが取れなくなってしまった状態のことを言う。
ゆがみは症状に関係ない!?
当院では、他でよく言われる「 ゆがみが痛みなどの症状の原因 」という考えを否定しています。
なぜかというと、体は歪(ゆが)んでいて当たり前だからです。
なぜか? まず、右利き左利きがある時点で、圧倒的に左右の使う量が違うはずであり、利き足・利き腕がある時点でゆがみは起きているだろう。そして、内臓の位置も左右違う。心臓は左、胃は左、人体で最も重たい臓器の1つである肝臓は右。そういったことで左右のゆがみは起きて当然である。
それを表現すると「 人間はゆがみの中でバランスを取ることによって動いていることが正常 」と言えます。
筋肉よりも関節の柔軟性や滑らかな動きが重要で、それがあるからこそ体はバランスを取った動きが出来るのである。
関節の柔軟性・滑らかさを取り戻すには、当院の『 潤滑整復法 』や毎日の歩行が必要です。毎日の方向だけでも有効ですが、条件としては、「歩く目的で歩く」ことが必要であり、どんな格好で歩くか、そんな場所を歩くか、そんな靴(くつ)で歩くかなど、整える条件によって効果が変わってくる。
筋肉の柔軟性は必要ではない!?
筋肉を積極的に柔らかくすることも当院では否定しています。
大前提として、筋肉の役割は体を動かすこと。ということは皆さんご存知だと思いますが、
筋肉には、それと同じぐらい重要な機能があります。それは、
体を支える働き!!
筋肉の最大の機能は、体を動かすことと、もう一つ、体を支えること!この2つが筋肉の2大機能です。
そして、こんことをしっかりと覚えておく必要があります。
「体は筋肉によって、しっかりと支えられているから筋肉を動かすことが出来る!!」
まず、筋肉でしっかりと身体を支えているから筋肉で体を動かせるのです。
体が筋肉で支えられていないと体が安定しないため、うまく体を動かすことができません。
筋肉の機能としては、第一に体を支えること、そして第二に体を動かすこと。ですので、
「体の支えである筋肉をむやみにゆるめないこと!!!」
筋肉は体を支えることが第一の働きであるため、むやみにゆるめてはいけないのです。
ただただ、何も考えずに筋肉をゆるめることはこわいことだと思って頂きたい。
もちろん、スポーツや運動、重労働で日常生活よりも筋肉を酷使した方であれば、過剰に硬くなってしまった筋肉をゆるめるのは疲労物質。老廃物を身体から素早く排泄する目的でやっていただいた方が良い場合はあります。
しかし、例えば腰痛など何かの症状を治そうと筋肉をゆるめること(マッサージ・電気・ストレッチなど筋肉をゆるめること)をすることは間違っています。まして、年齢を重ねるとよりその要素が高まりますし、もしそれで治ったというのであれば、おそらく自分の治る力が働いて治ったのだと思いますし、その場合は、何もしなくても風邪が治った時のように、自分の治る力が働いて治ったという方が正しいと思います。
もし、体の痛みがあり色々しているが治らないという方は、このことを認識することから始めてみてください。