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不安定性腰痛の根本改善方法は?

不安定性腰痛とは何?

腰痛 女性 モノクロ

不安定性腰痛とは、当院がつくった造語である。しかし、調べると他の治療院でも言っていることは考えられます。

字を見るとなんとなく分かるように腰が不安定なゆえに出ている腰痛を指しています。

この不安定腰痛は、慢性腰痛になりやすく正確な対処をしないと長続きし、長い年月がたてばたつほど治る時間がかかる腰痛であることが言えます。

この腰痛の方は、初めは鋭く痛いや強く痛い!状態ではなく、初めは違和感から始まります。「あれ?なんか腰が変だな。」「腰に違和感があるな」「腰が動かしづらいな」「歩く時に腰がスムーズに動かな」など、少し症状を感じる程度です。

しかし、数カ月たつと不安になってきます。「 この腰痛いつまで続くの? 」「 原因なんなの? 」「 ストレッチしてるのに治らない 」「 温めているのに治らない 」「 マッサージしてもらったのに治らない 」初めはすぐに治るだろうと思っていた軽い腰痛がいつのまにか数カ月腰痛を抱えたままになっている。これはよくあるケースだと思います。

不安定性腰痛を根本改善する時にやってはいけないことがあります。それは、

『 腰や腰周辺の筋肉をゆるめること 』

え?と思った方は多いかもしれませんが、これが真実だと当院は考えます。

不安定性腰痛は、不安定が原因です。歩かない生活・ずっと座った生活、便利な世の中ですので体を動かさずに生活することはできる世の中になっています。そこで起こってくるのは、もちろん身体が弱っていくことです。

動かさない・歩かないことが増えてくると身体は弱り、1番は体幹部といわれる胴体の部分、体の土台が弱って崩れていきます。

そうすると身体を支えている筋肉が弱り、腰椎・骨盤・股関節などの関節に過剰な負担が加わって関節のズレを生じて痛みにつながります。

もう、おわかりだと思いますが、筋肉をゆるめるということは不安定を強めることですので、不安定性腰痛の場合にゆるめる治療は根本改善しません。根本的には正確にアドバイスし筋肉などの不安定を強化していくのですから、筋育が強くなるのに必ず3ヵ月周期などの時間を要します。ですので、不安定性腰痛を根本改善する上では、その場の筋肉などの組織をゆるめる事では無く、しっかりと計画を立てて、この不安定な腰椎・骨盤・股関節をどう安定的な滑らかな動きが取り戻せるか検討して患者様に今の体の状態を伝えて「 こういう計画の元、こういったことをしていくと根本改善します 」という説明をし、同意の上で一緒に改善していくことが大切である。

しかし、マッサージなどは無くなりません。どうしてでしょう?

これにも答えがあります。もちろん、癒し目的( 慰安(いあん)目的 )の方もおられます。心身ともに疲れているのでリラックスしたい。この目的では、私も気持ちの良いマッサージをしてもらうことは否定しません。しかし、治す目的となった場合、まったく話が変わってきます。

では、治す目的でマッサージを受ける方がなぜ減らないかというと、それは、

その場は楽になった感じがするからです。

もちろん患部やその周辺をマッサージして刺激を加えているわけですから、マッサージをした場所の血流は他力本願的にでも良くなります。血流が良くなればその場は軽くなった感じや重たい症状などが減った感じがします。だから、「 このまま通ったら治るかも 」という錯覚をしてしまい、通ってしまうことになるのです。しかし、根本では不安定性の筋肉をさらにゆるめることになり、さらに身体の土台である骨盤・背骨が崩れて、体は柱を失う方向に進んでしまいます。

※深層筋(深いところの筋肉)や隠れている奥の筋肉をゆるめるといったことで、当院の筋肉治療は普通のマッサージと違うと言っている治療院が多いようですが、それは言い方を変えているだけで、やっていることは深い筋肉であろうが筋肉をゆるめていますので、マッサージと変わらないことが多いです。ご注意ください。

 

では、不安定な腰はどうすればいいの?

考える人 1

不安定な腰痛(重たい・だるい・動かしづらい腰痛)をどうして治していくのか?

重要なことは歩くことです。

もちろん歩きやすいクツで歩かないとそれが負担になって腰痛になることもあります。

しかし、基本的に不安定性腰痛は歩き不足・座り過ぎから始まるので歩く量を今より増やすことは必須と言えます。

1日6000歩以上歩いていますか?それ以下の人は腰痛にならない方がおかしいと思ってもいいぐらいです。

よく患者様との会話で、「 何もしていないのになんで腰痛になったの? 」という言葉を聞いて、問診をすると当院の答えが、「 〇〇さんの生活では、当院の考え方からすると、実は腰痛にならない方がおかしい生活をされているんですよ 」という会話になることがあります。それは上記に書いたような動かないことで起こる腰痛ですので、何もしていないのが、それは何もしなさ過ぎているから、ということになるのです。

まずは、ご自身がどれぐらい歩いているかをチェックしてくださいね。

そして、座り過ぎていないかもチェックしてください。

厳密には、「 座った瞬間から腰には負担となります 」これも患者様によく言う言葉です。

基準としては、座った瞬間に負担ですので、どこにどのような状態で何分座るか?

ここまで気を配ってみてください。デスクワークの方でも、30分に1回その場で立ち上がるだけでも骨盤のリセットになります。最長でも1時間に1回は何らかのアクション(行動)を起こしてください。

上記の2点と、もう1つの要因としては、実は「 内臓の疲れ 」も不安定性腰痛の原因の1つになります。

内臓が疲れると腹圧といって、お腹の中の圧力がいちじるしく低下します。

腹圧と言うお腹の圧力は言うなれば「 自然のコルセット 」、腰を支える大きな存在です。

内臓の調子、暴飲暴食・お酒の飲み過ぎなど、腰痛があって内臓の疲れを感じている方は注意してください。

以上の3点、

歩く・座る・食事の改善により、初めて慢性腰痛の根本改善が始まったと認識ください。

早く治したい方は、当院の骨盤整復療法を受けてください。宜しくお願い致します。