昔の足首捻挫が原因の腰痛もあるって本当!?
昔、足首の捻挫をしたことはありませんか?
当院に来院される患者様で、たまに、以前に足首の捻挫をされてその歪み(ゆがみ)や関節の滑らかさ・機能性が治っておらず(当院では痛みが無い=治った。では無いと考えております。痛みが無くても動かしにくさなどの問題が残った時には他の部位への負担として、負担が蓄積していくからです)、それ原因で腰の負担となり、腰痛が治らないという方がおられました。
足首が悪いと腰にどんな影響を与える?
単純に、しっかりと安定して足がつけないということになります。そうすると立っていた場合、例えば左足が以前捻挫してちゃんと治ってなかった場合には、右足で主に体重を支えようとします。右足に体重を乗せようとした場合には実際に立って足裏が両足とも完全に地面についた状態で右足に体重をしっかり乗せようとすると必然的に腰が曲がります。大げさではなく、足首がちゃんとした形で治っていないとその状態でずっと生活を送っていることになりますので、当然腰に負担がかかることになり、体をしっかりと動かす職業や、逆にデスクワークのような体を使わなさ過ぎる職業の方は、いつか腰痛などの症状が出てくることになります。
足首が本当に治った状態とは?
重力対して(立っている姿勢で)足首が滑らかに動き、どんな体勢でも体の安定を保てるように足首でコントロールできる状態。これが当院での足首が治った状態ということになります。決して痛みが無くなった時点で治った、ではありません。機能性(動かしやすさ)も含め、捻挫する前と同じように、あるいはそれ以上の動きができるようになって初めて再発が予防され、動く時に体がスムーズに動かせる状態になります。
当院でのアプローチ方法は?
当院での足首の機能回復(完治した状態)を目的とした施術は、1番目に骨盤整復(足首が捻挫しやすい体の状態は骨盤が機能不全を起こしていることが根本的な問題です)、2番目に足首の整復施術となります。骨盤だけでもダメですし、足首だけでも治りません。両方の施術+回復歩行指導+日常生活アドバイス、それを組み合わせて根本改善を目指します。
結論として、足首が悪くて体のアンバランスを起こし、腰に負担をかけ腰痛になり、腰が原因では無いために腰痛が完治しないということがあるということを覚えておいてください。腰痛になったキッカケと腰痛の原因とは違います。それを同じにする専門家も多数おられますが、キッカケと原因は違います。上記の場合では、足首の悪さが原因で、体を動かすやデスクワークがキッカケです。キッカケを制限しても腰痛は治りません。また別のキッカケが現れるからです。どんな症状も本当の原因は何?という考え方が必要ですね。