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猫背には、なぜなるの?原因は?

猫背になる原因は背中ではありません!!

猫の背中

 

 

猫背の原因は以下の3つです。

重要度が高い順番に並んでいます。

①骨盤

②背骨(特に腰椎)

③踵荷重で立つクセ

1つずつ見ていきましょう…

ちょっとその前に!

まずは当院が言う『猫背』とはどういう状態のことか図で見ていきましょう。

 

 

骨盤矯正イラスト 3

上記の状態で一般的には右の図が猫背と思ってしまいがちですが、

違います。

猫背と言うのは左の図「骨盤の前傾」状態でなるのです。

右の図は単純に腰が曲がっている状態で猫背ではありません。

左の図は「骨盤の前傾」タイプで、このバランスを取るために猫背になってしまいます。

左図の骨盤前傾で腰が過剰に反った状態となり、その上方である背中はよく見るとバランスを取るために丸くなっているのがわかるでしょうか?腰が反っているので分かりづらいですが、よく見ると反った腰の上方で背中が丸くなっていることが確認できるはずです。

まさにこれが『 猫背 』なのです。

そうです。骨盤が前方にかたむき(前傾)、腰が反ってしまい。踵荷重になる。腰が前方に行くために背中を後方に丸めて猫背を作り出しバランスを取る。これが猫背のメカニズムです。

そして、

その原因となる①骨盤②背骨(特に腰椎)③踵荷重で立つクセ、

これらはどのように猫背と関わっていくのか、そして、解決法は?

ということで、

①骨盤について

猫背だけではなく、骨盤のゆがみ・機能低下の問題で1番問題になってくるのが、

この「骨盤の前傾」という状態です。

この状態はなぜなるかというと、

1番は歩き不足・座り過ぎの状態が続いた時に出てきます。

そして、この状態では立っている時に体重がつま先にかかる状態が正常ですが、その逆に踵荷重になります。

この状態は③踵荷重で立つクセにつながりますが、要するに、歩かない・ずっと座っていることで骨盤が不安定にグラグラした状態になり(この不安定でグラグラした状態で腰回りをマッサージなどでゆるめると不安定がきつくなり悪化する可能性が高いです)、その状態で立つと本来のつま先寄りの荷重ができずに、踵荷重になってしまうということです。

まずは、自分の1日の歩く量を見直してみてください。

歩数で言えば『 1日6300歩以上 』歩けているか?

歩くことが可能な人が1日6000歩以上歩いていなければ、いずれ身体がこわれて痛みやシビレなどの強い症状が出るか、病気になる可能性が高くなります。

歩くのは人間の基本であり、歩くことで身体が整うようにできています。

ですので、歩く量が減るということは動く力を失っていく=強い症状や病気になる。

単純ですがすごく重要なことです。

②背骨(特に腰椎)

これは、①骨盤が悪くなって次に影響を受けるのが背骨、特に腰椎だということです。

ですので、ヘルニア・脊柱管狭窄症・すべり症、それらに伴う坐骨神経痛、全てはまず骨盤(土台)からきたものが悪さが伝わって腰椎にまできてしまった状態ということです。

よって、腰椎を治す人は真剣に骨盤から治していくことと、それと同時に歩くこと・座り過ぎないこと、座る仕事などでどうしようもない人はそのサポートを工夫すること(ポイントは尾てい骨を圧迫しないこと)など、まずは骨盤を治していくことを考え、行動していくこと。

そして、次に背骨の固まりきってしまった状態を滑らかに動く背骨に変えていくように施術していくこと。そのための体操や運動を覚えていくことが重要になります。

結論から、

①骨盤(土台) ②背骨(柱) の順番に改善をおこなっていき、骨盤前傾が良くなり反り腰が改善すると初めて根本から猫背が改善する状態になるのです。

この順番を意識しない限り猫背はまた元に戻るでしょうし、

どの症状でもそうですが、なぜそうなったかを患者様自身が理解して日常の中で悪いことと良いことの区別がある程度できる状態、それを一緒に目指さないと再発予防はできないと思います。

ですので、今回の内容がその「理解」という部分に少しでも役に立てればうれしいです。