受付時間
月~金 9:00~11:40/13:00~19:20
 土  9:00~11:40/13:00~18:20
定休日:日曜日・祝日

ブログ

体の糖化と酸化→腰痛と膝痛との関係性とは?

糖化と酸化、ご存知ですか?

37a61a5a9f9f8010ac3bb613c81c58c5_t

最近では、酸化と糖化という言葉が一般の方にも浸透してきました。

特に近年では『 糖化 』という言葉が少しずつ浸透してきているようです。

もちろん『 酸化 』は、それ以前に広く伝わる存在になっていましたが、

糖化も酸化と同じぐらいに広まってきています。

 

糖化と酸化を分かりやすく言うと?

 

糖化と酸化を一言で言うと、

酸化 = 細胞のサビつき

糖化 = 細胞のコゲつき

ということになります。

人間の細胞は、1人の人間の中に

約60兆個あります。

その細胞1つ1つが、鉄が錆(さ)びるよにサビた状態になってしまう。

その細胞1つ1つが、糖化(コゲつき)といって、

焼いている食べ物(例えば肉)が焼き過ぎて焦(こ)げてしまった状態になってしまう。

簡単に言うと、糖化と酸化とはそういった状態です。

 

比較的、新しい概念『 糖化 』とは?

糖化とは、細胞がコゲつく状態。

ちょうどプリンなどのカラメル部分(プリンの茶色のところ)を

バーナーで焼くと、こげ茶色になります。その他にも、肉・魚を

焼き過ぎて黒くなってしまった部分、その部分が糖化した状態と言えます。

まさか、体内でそんなコゲつきが起こると思っていないと思いますが、

実際に起こっていることは研究でも明らかです。

そのコゲつきが動脈硬化の大きな要因になりますし、

女性にとっても、シミの原因は肌の老化です。

シミをイメージしてみてください。茶色のシミを想像した人もいるかと思います。

そうです、まさにそれが糖化した状態と言えます。

それが体内に起こっていますので、やはり注意が必要です。

 

糖化はどうやって起こる?

糖化が起こるメカニズムは、

まず体内に糖が過剰にたまった状態になったとします(体内糖過剰状態)。

あまった糖は、体内のタンパク質とくっつき、ある物質となります。それは…

『 終末糖化産物(AGE) 』という物質です。

これが糖化(細胞のコゲつき)の原因です。

 

糖化を防ぐために注意すべきことは?

 

 答えはズバリ『 砂糖を摂り過ぎないこと 』、これに尽きます。

ここで注目は、糖質ではなく砂糖と書いた点です。

厳密に言うと糖質(炭水化物)は人間に摂って必要不可欠な物質で、

無くてはならない存在だからです。

自然界で人間にとって1番クリーン(きれい)なエネルギー源は、

「 炭水化物(糖質) 」です。必ず摂らなければいけない栄養素です。

ただ、砂糖は極力食べてはいけません。健康に良くないからです。

最近は糖質制限ブームですが、ベジタリアンは分かりますが、

肉を極端に食べる糖質制限は危険をともないますので注意が必要です。

なぜなら、タンパク質は代謝の過程で必ず毒素(窒素→アンモニア)が発生するからです。

炭水化物はまったく毒素は出ないクリーンなエネルギー源です。

しかし、タンパク質は体にとっての毒素が必ず発生します。

それが良いとは、どうしても思えません。皆様はどう思いますか?

もちろん、炭水化物の中でも小麦食品(パン・めん・粉物)は注意が必要ですね。

それは『 グルテン 』と呼ばれるタンパク質が小麦には入っていて、

それによってアレルギー症状が発生して、

様々な病気の元である「 炎症(えんしょう) 」が体内で起こってしまうからです。

食べるなら『 米 』です。米は一生健康な体を作る上で必要不可欠な物質です。

ただ白米100%は、残念ながら良いとは言えません。

砂糖や小麦よりはもちろんマシですが、

白米100%では血糖値が上がり過ぎることが考えられます。

 

食べる順番も大事で、

昔から言われる「三角食べ」は、健康な食べ方とは言えません。

よりも『 かため食べ 』が健康には良いです。

(※当院が言う「健康に良い」とは、

  全て、病気になりにくいという意味で良いということです)

特に食事の最初は、「かため食べ」が良いです。

①まずは野菜から、野菜の食物繊維を最初に摂ることで血糖値の急上昇を予防できること、野菜は比較的に歯ごたえがあるため、しっかりと咀嚼(そしゃく:噛むこと)することで内臓が活発に動き出しスムーズな消化を助けます。その他にも食物繊維は、善玉腸内細菌の1番のエサになりますので腸内環境が1番整います(ヨーグルトは腸内環境を整える1番ではありません。食物繊維がダントツで1番です。2番目は植物性の発酵食品(納豆・みそなど)です)。

②つぎにタンパク質、タンパク質を炭水化物(糖質)の先に入れることで、さらに血糖値の上昇をゆるやかにします(なぜ、これだけ血糖値を意識するかと言うと、もちろん糖尿病のリスクでもありますが、それよりも現代では白米がほぼ100%となっていると同時にこれだけ砂糖を使った食品があふれているため血糖値が異常に上昇するリスクが非常に高いからです。血糖値が急激に上昇すると全ての病気の元の1つである「動脈硬化」が起こります。日本人の3大死因:悪性新生物(ガン)・心臓病・脳疾患、この3つのうち心臓・脳は動脈硬化から進行します。ガンについても原因は不明ですが過剰な体内の炎症が要因となっていることは分かっているため、動脈硬化は体内最大の炎症要因であることから血糖値を上げ過ぎないことは健康にとって非常に重要です)

③最後に炭水化物(糖質)です。厳密に言うと実は炭水化物=糖質ではありません。

 炭水化物=糖質+食物繊維、これが炭水化物の内訳です。

 しかし、現代では食物繊維である米の殻(から)の部分が取られて白色の白米になってしまっているため食物繊維が著しく減っている状態になっています。ですので、もちろん玄米100%が理想ですが、白米に玄米や雑穀米を混ぜて食べるだけでも健康に良いです。ぜひ、炭水化物をしっかりと噛んで摂取してください。それに勝(まさ)るエネルギー源はありません。

 砂糖はいけませんが、炭水化物は必ず必要なものです。

 糖質制限ではなく、砂糖制限をしてください。より元気になりますよ。

 

最後に、糖化・酸化と腰痛・膝痛との関係は?

 今回の題名でもありました、腰痛・膝痛と糖化・酸化の関係について、

これは実は腰痛・膝痛に限ったことではありません。

 しかし、体の糖化・酸化が進んだ時に痛みとして特に出てくるのは、

やはり腰痛・膝痛です。

 酸化は体のサビつきです。そして、酸化=老化と言われています。

体の酸化を起こす要因は2つ、①過酸化脂質②水分不足です。

 体の糖化は、とにかく砂糖の摂り過ぎと小麦の摂り過ぎ、

次に白米の摂り過ぎと食べ方の順番の間違いです。

 これらを変える必ず健康状態が変わります。

健康状態が変えると腰痛・膝痛が変わります。

腰痛・膝痛が改善しない人の中で食事の問題は必ず関係してきます。

それと同時に腰痛・膝痛が改善しない人は、

「 ウォーキングシューズ(ヒモ靴)でウォーキングする 」を

実践してください。時間は約30分、週2回以上です。

他にも重要なことはありますが、食事と歩行で必ず今より改善します。

もし、さらに改善したい方は、当院へご連絡ください。