『ぎっくり腰』時の動き方を大阪府枚方市宮之阪の整体師が解説
ぎっくり腰の動作で大切なことは?
ぎっくり腰の時、どういった動きをすれば良いでしょうか?
というより、ぎっくり腰の時はできる動作が限られます。
腰を前に曲げて立つことはできないでしょうし、
立って前屈(かが)みをすることも困難です。
ですので、ぎっくり腰になった場合は、
身体をまっすぐにして動くことを意識してください。
特に多用していただきたい動きは、「しゃがみ動作」です。
ちょうど、下の画像のような状態です。
踵を挙げて腰を曲げずにまっすぐしゃがみます。
この動作が基本です。
この動作を繰り返すことで、股関節の動きが良くなります。
イメージとしては、ぎっくり腰の状態では、
骨盤、股関節、腰椎の関節がサビついたような状態になっているため、
サビ取りの意味でも、再発予防の意味でもしゃがみ動作を行っていきます。
また、しゃがむ動作まで必要ないが立っている状態では腰を曲げなければ
いけない動作は、足幅を極端に広げて腰を曲げずに股関節を曲げて
腰の位置を下ろします。
それだけ覚えておけば、『ぎっくり腰』の時に
できるだけ痛みが少なく、良くなるまで負担が少なく動作が可能です。
もう1つ重要なことは、
腰の背骨である「腰椎(ようつい)」は、構造として曲がる構造になっていません。
要するに、約30度ほどしか曲がらない腰椎を曲げること自体が無理をさせているということであり、
腰を曲げていると思われている動作は、本来は主に股関節で行わなければいけない動作なのです。
それを無理矢理に腰で曲げようとするために腰痛が起こります。
腰を曲げる動作は、股関節をしっかりと使って行うこと。
そのために「しゃがみ動作」で普段から股関節を使うようにしていきましょう。