歩数による予防効果の違いについて大阪府枚方市の大黒整骨院が解説
「歩数による予防効果の違いについて」
私達には寿命があります。
そして、日本は世界の中でも長寿国です。
しかし、最近は平均寿命より健康寿命が大事となっており、
平均寿命とは、もちろん心臓が止まった時(命が尽きた時)ですが、
健康寿命とは、人間にとって完全な健康(肉体的+精神的+社会的な健康)ではなくなったことであり、状態としては、国の要支援や要介護を受けなければならなくなった年齢のことです。
そして、日本は平均寿命が長いのに、健康寿命が短い国です。
データを見てみましょう。
平成28年(2016)の日本平均寿命は、
男子 80.98歳 女性 87.14歳 (男女平均84.06歳)となっております。
それに比べて
平成28年(2016)の健康寿命は、
男性 72.14歳 女性 74.79歳 (男女平均73.47歳)
男性では、8.84歳(約9年)。女性では、12.35年(約12年)。
( 男女平均では、平均寿命と健康寿命の差は、10.59歳 )
何不自由なく健康に生きられる年齢と生きられない年齢の差があります。
日本の男女平均では、寿命は84歳を超えていますが、
健康に生きられなくなる平均年齢(健康寿命)は73歳です。
人生11年もの間、健康で生きられない人が多いということです。
生きているより生かされいている…
何とかしなければなりません。
医学では、
健康寿命が短い根本原因は、
関節疾患 ・ 骨折 ・ 脊椎(背骨)疾患 と言われています。
これらの疾患は適切な運動(歩行)で防ぐことが可能であると言われており、
15年以上をかけ、65歳以上5000人を対象にした大規模な研究結果では、
毎日2000歩(約10分)で寝たきりの予防、
5000歩(30分)で脳卒中などの予防、
7000(50分)~8000歩(60分)では、
骨粗しょう症や骨折の予防につながるとされています。
ぜひ、これらを目安にみんなで日々取り組んでいきましょう!!